参加された方のご感想

タイ国タンマガーイ寺院 栃木別院にて、第1回日本人 #短期出家 プログラムに参加させていただきました。記念すべき第1回です!
僧侶の方々やスタッフの方々も、日本で行うのは初なので、準備も大変だったと思います。本当にありがとうございました。
タンマガーイ寺院は、瞑想修行を非常に大切にします。瞑想の中で自分の中の仏様(法身:タンマガーイ)に出会い、本当の幸せを見つけることを目的とします。
今回の出家の目的は、前回のタイ国チェンマイでの短期出家の際に、かなり良い瞑想の結果を得られましたが、もう一歩さらに深い瞑想に辿り着きたいと思っていました。そんなときに、日本で初めて出家プログラムをやると連絡が来たのです。

初日。受付にてお布施(参加費)を渡し、同時にスマホともお別れです。今回の出家仲間は15人。年齢、職業、出家の理由などの自己紹介をしました。そのあとは経本などの配布、そして施設の紹介。お風呂は野天風呂。といっても、温泉に入るわけではなく、タライにためた水道水での水浴びです。寝室は40畳ほどの広さの部屋。修学旅行さながらです。もちろん初日から瞑想修行がはじまります。
2日目は出家式の予行練習と剃髪式(眉毛も剃ります)。
3日目はいよいよ出家式です。信者さんはなんと200人くらい来てくださいました!私の妻も来てくれました。本当にありがとうございます!
出家するには、僧侶の方が最低でも5名以上が必要で、今回はなんと20名くらいの方が集まってくださいました。また、出家審査の儀式は、1回に20分くらいかかりますが、1回に3名以上はできません。今回は15名なので5セット行います。全体で4時間ほどの儀式が無事終了し、私もはれて人生で2度目のお坊さん生活の始まりです。
4日目以降の基本的な流れを紹介します。
4:45起床。身支度を終えたら、5:30から瞑想。6:15分から朝のお経を唱えます。
6:30から1時間ほどの自由時間。
7:30から朝食。お寺の食事と聞くと、精進料理を思いつくかもしれませんが、お肉もたっぷり食べられ、しかも種類豊富なタイ料理ビュッフェです。どれも美味しい!ですが、さすがはタイ料理です!本当に辛い! 辛いものをついつい食べ過ぎてしまうと、次の日が大変です。わかりますよね?タイの甘~いスイーツもあります。好きなものを好きなだけ食べられますが、料理を取る順番は、年齢は関係なく出家をした順番です。私たちは年齢順に出家しましたので、年齢順=出家順となります。
食後は洗濯です。洗濯機は使わずに手洗いです。脱水だけは洗濯機を使っても良いとのことでした。洗濯を終えたら、1時間ほど再び休憩です。
9:30から15~30分ほどの法話(瞑想法指導や経典の話)と30~45分ほどの瞑想を行います。そして、またまた1時間ほどの休憩。
11:30から昼食。朝食後、3時間程度での昼食となります。そのため、朝食を食べすぎると昼食が食べられません。戒律で正午以降に食事してはいけないので、晩御飯はありません。そのため、朝にはお腹が空いてしまいます。そして、朝食を食べすぎる・・・と、悪循環に陥ります。
12:30からは瞑想場や寝室、お手洗いなどの掃除。その後は14:30まで休憩です。実は休憩の回数が多いです。それも時間に囚われている現代人においては大切な時間となります。休憩時間は人ぞれぞれ、瞑想をする人、瞑想中に寝ないように仮眠する人、瞑想の体験などを共有する人、水浴びして汗を流す人など、思い思いに過ごします。
14:30からは法話と瞑想です。私はこの時間の瞑想が大好きです。日向ぼっこの気持ち良さのような瞑想ができるからです。私はこの時間の瞑想で、何度も幸せであることの喜びを感じる状態に至りました。本当は朝の瞑想の時間が一番集中できるそうです。瞑想の時間は、初心者でもちょうど良い時間から日を追うごとに長くなっていきます。法話は、詳しい瞑想法の話やお経の説明などです。
16時くらいから日替わりイベントです。イベントはハイキング、ヨガ、テント張りの練習など。テント張り?そうなのです。山の中に入り、山小屋の広場に1人用テントを張っての頭陀業(ちょっとした苦行)もやりました。我々向けなので、荒業ではなく、ピクニックキャンプみたいなものでした。山小屋で食べた天然氷をカンナで削ったカキ氷がおいしかった。栃木県は餃子で有名ですが、天然氷のカキ氷もあまり知られていない名物です。
18時から20時くらいまでは、法話と瞑想の時間です。1日4回の最後の瞑想です。
夜は21時には就寝です。睡眠時間は7時間半とたっぷりです。なので、私は寝る前にも瞑想していました。静かな夜にコオロギなどの虫たちの声とオジサンたちのイビキのアンサンブルを聞きながら・・・。(初日、各自に耳栓が配られますので安心です:笑)
最終日の午前中は喜捨托鉢式。お寺に集まってくださったたくさんの信者さんから托鉢用の鉢に供物(お菓子や飲み物など)を受け取り、祝福のお経を唱えます。午後一から還俗式。還俗の儀式はあっという間に終わります。法衣を脱ぎ、久しぶりに履いたパンツに違和感を覚えると口々に言っていました。名残惜しいですが、充実した10日間がこうして終わりました。

今回、指導僧侶の方々に細かく瞑想のアドバイスをいただき、とても深い瞑想に何度も入ることができ、全身が喜びにあふれる経験を何度もしました。また、自分の心の動きをよく観察できるようになりました。この経験を社会生活の中でどのように活かしていくかが、これからの私の修行となります。

最後に今回のプログラムでお世話になった指導僧侶の方々、スタッフの方々、信者の方々に心から感謝したいと思います。また、この身体を授けてくれた両親、ご先祖様に感謝いたします。そして、親戚、兄弟、友人、これまでお世話になってきた方々にも感謝いたします。(木村、30代男性)

このようなプログラムは日本ではなかなか考えられない企画だと持っています。そういう意味でも、とても貴重な体験をさせていただきました。このコースでは、タイ国という海外での体験というだけでも貴重な体験なのですが、具体的には、まず一般信者の目線でタイの上座仏教を見つめることが出来ること。次に出家してタイ国の僧侶としての目線で上座仏教を見つめ、修行することが出来ます。このように様々な視点から仏教を学び、修行することが短期間で可能にしている点が大変素晴らしいと思っています。このコースのプログラムは瞑想が中心となっています。机上の学問として仏教を捉えるよりも、瞑想による「仏教体験」を主としている点も、まだ仏教を良く知らない方にとっても受け入れやすい実践的修行体験だと思います。
コース全体を通して、とても素晴らしいのですが、私は特にお布施に感動しました。私が僧侶となった時、多くの信者の方々にお布施をいただきました。ただし、ここで勘違いしてはいけません。彼らは渡し個人にお布施してくださっているのではないと思います。彼らは自らの功徳積むために心から喜んでお布施をしています。その対象は私に対してではなく、私という僧侶を通じて「仏教」そのものへお布施しているのだと思います。私は仏教者の担い手としてお布施をしてくださった信徒の皆様に心から感謝するだけではなく、彼らの幸せを心の底から願いました。私にとっては、まったくの他人である彼ら、しかも異国の彼らに対してこれほどまでに純粋に「どうか彼らに幸福が訪れますように。」と強く音方のは生まれて初めての体験でした。これほどまでに人に対して優しい気持ちに慣れたのは生まれて初めてなのです。(小川、30代男性)

今回このコースに参加したきっかけは、仕事柄多くの方々の心と触れ合うことがあります。そのために自分自身がまず自分の心を安定させるということがとても必要になります。ですので、その心を安定させるため、心を更に深めていくためにこちらのコースに参加することを決めました。
実際に参加してみて、僧侶の生活というのはいたってシンプルなのですが、そのシンプルの中に非常にプログラムされた素晴らしい、一つ一つが自分自身の一瞬一瞬の中で感じられると言いますか、一つ一つが功徳に繋がっている。そして、その一つ一つが心の中に染み渡っていくような、そんな毎日を過ごすことが出来ました。
そして、感動したのが何よりも瞑想で体験したことです。瞑想の中で、今まで私は十数年の間瞑想を行なってきましたが、こちらに来てその瞑想が更に深まりまして、光という、この光の球だけではなく、その中にある自分の姿を映し出すことが出来ました。そんな自分を今回向き合うことが出来たことによって、また自分自身の心の安定と深まりを感じることが出来ました。非常によかったと思っています。
次回もし参加される方いらっしゃるようでしたら、是非おすすめしたいと思っております。まず、もっとも大切なのは自分の心と向き合ったときに、何か自分自身の将来に対してとか、今の自分の人生に対してとか、疑問をもったり、ふと考えることがある方ですね。そういった方には是非おすすめしたいと思います。(平賀、40代男性)

このコースに参加して感動したことは、まずは瞑想です。瞑想を通じて自分のことを深く知ることが出来たり、心を落ち着かせたりということができるようになったので、よかったです。

毎日4時20分に起きています。朝はかなり早く起きているのですが、皆と一緒に行動しているのでそれほど苦ではありません。起きてから朝食の準備だったり、掃除をしたりということを皆で分担しながら行なっています。そのほか、町・村に托鉢にいったりということをやっています。

僕自身は宗教というものには、それほど興味はないのですが自分を見つめ直したりということに興味がありました。その中で瞑想というものが非常に良いということを聞いたので、瞑想をしたいと思って、来ました。実際に自分を見たり、自分の中をみたりということが出来たので非常にいい経験はできたと思っています。

(川端、30代男性)

出家について、私はただ髪を剃ってお坊さんになることというくらいの軽い考えでした。しかし、実際に出家するまでには、毎朝4時20分に起きたり、私達に馴染みの無いバーリ語の言葉を暗記し、出家式での作法を学び、覚えた言葉をしっかりと僧戒師に向かって唱えたり、苦労もたくさんありました。出家してからは、今度は三宝の一つである僧としての自覚を持ち、戒律を守り、よく瞑想をして、智慧を得られるように、チェンマイの山奥でたくさん修行をしました。煩悩の多い俗世間から離れることで、自分の心により向き合えた気がしています。出家してお坊さんになるのは、簡単ではありませんでした。また、出家してお坊さんになってからも楽ばかりではありませんでした。でも、だからこそ、出家できた時の喜びがあり、出家してからの修行生活も楽しく頑張ることが出来ました。

(田村、20代男性)